今里駅の歯医者｜いまざと駅前歯科クリニック｜小児矯正

歯並びが悪いと歯ブラシが届きにくい箇所が増え、プラークが溜まりやすくなります。そのため、虫歯や歯周病のリスクが高まってしまいます。また、開咬などで口が閉じにくい場合、口腔内が乾燥して唾液の自浄作用が弱まり、細菌が繁殖しやすくなります。

歯並びが整っていないと、食べ物をしっかり噛み砕くことが難しくなり、あまり噛まずにすぐ飲み込んでしまう傾向があります。咀嚼不足は消化器官への負担を増やすだけでなく、バランスの悪い噛み方によってさらに歯並びを悪化させることもあります。

歯並びが悪くすき間があると空気が漏れてしまい、発音に支障が出ることがあります。特に、サ行やタ行の発音が不明瞭になることがあります。発音の不明瞭さは、学校や日常生活でのコミュニケーションにも影響を及ぼしやすくなります。

口元の見た目は顔全体の印象に直結します。そのため、歯並びの悪さがコンプレックスとなり、人前で口を開けて笑えない、写真に写りたくないといった気持ちを生んでしまうこともあるものです。精神的なストレスや自己肯定感の低下にもつながるため、お子さまのためにもなるべく早く小児矯正をご検討ください。

指しゃぶりや下唇を噛むといった癖は、歯に過度な力をかけてしまい、出っ歯や叢生（歯が重なり合って生える状態）、開咬（奥歯が噛んでも前歯が閉じない状態）などの原因になります。また、「舌で前歯を押す」「舌を前に突き出す」などの舌癖も、歯にじわじわと影響を与え、徐々に歯並びを乱す原因になります。

子どもの歯が虫歯や歯周病になると、歯を支える骨が溶けて歯が動きやすくなります。さらに、虫歯による抜歯後にそのまま放置すると、周りの歯が空いたスペースに倒れ込むように動いてしまい、歯並びがさらに乱れる原因になります。

鼻ではなく口で呼吸する習慣があると、舌の位置が下がり、前方に出る癖がつきやすくなります。舌が歯を押し出す力が加わることで、不正咬合（噛み合わせの異常）が引き起こされやすくなります。

上唇小帯（上の唇の裏にあるスジ）が太い場合、上の前歯の間にすき間が生じることがあります。また、舌小帯（舌の裏側にあるスジ）が太くて短いと、舌の動きが制限され、あごの成長バランスが乱れ、下あごが前に出る「反対咬合（しゃくれ）」の原因になることもあります。

柔らかい食べ物ばかり食べていると、咀嚼回数が減り、あごの発達が不十分になります。あごが小さいと、歯が生えるスペースが足りずに歯列が乱れやすくなります。よく噛んで食べることは、あごの成長と歯並びにとってとても大切です。

1期治療はすべてのお子さまに必要というわけではありません。しかし、症状や成長のタイミングによっては大きなメリットが得られることがあります。一方で、永久歯が生えそろうのを待った方が適切な場合もあるため、そのようなケースでは定期的に経過観察を行いながら治療のタイミングを見極めます。

1期治療で噛み合わせやあごの成長に対するアプローチを行った場合でも、多くは2期治療で最終的な歯並びを整えます。ただし、1期治療を行っていると2期治療の期間が短く、負担も軽く済むことがほとんどです。

一方、1期治療を行わずに2期治療からスタートする場合は、大人の矯正歯科治療と同程度の治療になることもあります。1期治療で改善が難しいと判断されたケースでは、無理に早期治療をせず、永久歯の生えそろいを待って2期治療を行う方が適切です。その間は、定期的に歯の状態を確認しながら最良のタイミングを見極めていきます。

マイオブレースは、ワイヤーなどの固定式装置ではなく、取り外し可能なマウスピースを使用する矯正歯科治療です。就寝時と日中1～2時間だけ装着するため、見た目も目立ちにくく、学校生活にも支障がありません。

歯並びを乱す根本原因である口周りの筋肉や呼吸の癖を改善します。無理に歯を動かすのではなく、成長をコントロールして整えるため、治療後の後戻りが起こりにくいのが特長です。

マイオブレースは、歯をきれいに並べるためのスペースをあごの発育で確保することを目指しています。そのため、抜歯を前提とした治療ではありません。

従来のワイヤー矯正に比べて、装置による痛みがほとんどありません。取り外しもできるためブラッシングもしやすく、虫歯リスクも抑えられます。

マイオブレースでは鼻呼吸や正しい舌の動かし方、飲み込み方を習得できます。そのため、歯並びの改善だけでなく、健康的な身体の成長もサポート可能です。

マイオブレースのマウスピースは、歯を直接動かすのではなく、間違った口周りの癖や悪習慣を改善するよう設計されています。ワイヤー矯正のように一日中装着する必要はなく、就寝時と日中1時間程度の使用で十分な効果が期待できます。お子さんの年齢やあごの成長段階、お口の状態に応じて、歯科医師の指導のもと適切なマウスピースを選び、段階的に使い分けていきます。

マイオブレースでは、マウスピースの装着だけでなく、アクティビティと呼ばれるトレーニングを併用します。このアクティビティは、正しい呼吸法を身につけることから始まり、舌の動かし方、正しい飲み込み方（嚥下）、唇や頬の筋肉のトレーニングへと進みます。

こうした習慣を身につけることで、永久歯が正しい位置に自然に生えてくるよう促し、より安定した歯並びの獲得を目指します。トレーニングはご自宅で行っていただき、月に1度の来院時に習得状況を確認。クリアできていれば、次のステップへ進むという流れで進行します。

床矯正は、取り外し可能な矯正装置を使ってあごの成長に合わせて歯列を広げていき、歯並びを整える治療方法です。装置はレジン床と呼ばれるプラスチック製の土台と、歯を抑える金属線でできており、入れ歯のような形をしています。主に乳歯期や混合歯列期に使用され、永久歯列期には補助的な矯正装置や保定装置として活用されることもあります。

取り外しができるため、通常どおりのブラッシングが可能です。そのため、矯正歯科治療中の虫歯リスクを抑えられるのがメリットといえます。また、噛む訓練をすることで顔全体の正常な機能を取り戻せたり、抜歯をせずに歯並びを整えたりといったメリットもあります。ただし、装置の使用時間が不足すると治療が進まないことがあるため、継続的な装着が大切です。

ムーシールドは、受け口（反対咬合）の改善を目的としたマウスピース装置です。主に就寝中に使用し、下の前歯が上の前歯より前に出ている噛み合わせを整えていきます。ムーシールドを装着することで、舌や口周りの筋肉のバランスを整え、正常なあごの成長を促す効果も期待できます。

使用の目安は3歳ごろからです。乳歯列期の早期に開始することで、永久歯の正しい生え方にも良い影響が期待されます。反対咬合は、放置すると下あごの骨が過成長してしまい、将来的に大きな治療負担を招くおそれがあるため、早めの対応を検討しましょう。

ワイヤー矯正は、歯の表面に装着したブラケットにワイヤーを通して、歯に継続的な力をかけて動かしていく矯正歯科治療です。全体の歯並びを整える全体矯正から、特定の部位だけを調整する部分矯正まで対応が可能で、噛み合わせの改善も含めた幅広い治療が行えます。

定期的な通院でワイヤーを調整しながら歯を理想の位置に導いていきます。複雑な歯並びにも対応できるため、現在でも多くの患者さまに選ばれています。