テレビや動画を見ていて、芸能人が笑った時に、口元からのぞく白い歯にハッとさせられたことはありませんか？
白い歯は相手に好印象を与えます。
歯が白いということは、その人の魅力を倍増させてくれるツールの1つ、といっても過言ではありません。
昔から欧米では、歯の矯正と同じくらい、歯のホワイトニングに対する意識が高いのですが、昨今日本でも、同じようにホワイトニングに対するニーズが高まりつつあります。
そんなホワイトニングですが、自宅で簡単にできるのをご存じでしょうか？
今は様々なECサイトで、ホワイトニングのためのキットなどが入手可能です。
とはいっても、何から手をつけて良いのか、また自分に合ったホワイトニングはどれなのか、そもそも自宅で本当にホワイトニングができるのか、など、いざ取り掛かるとなると多くの疑問が湧いてきますよね。
そこで今回は、ホームホワイトニングとはどのようなものをさすのか、そしてホームホワイトニングで歯を白くすることは可能なのかなどについて解説していきます。
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1ホームホワイトニングとは？
（1）ホームホワイトニングとは、セルフホワイトニングの1つ
ホームホワイトニングとは、セルフホワイトニングに分類されます。
セルフホワイトニングとは、ずばり自分自身で行うホワイトニングのことを言います。
ちなみに専用サロンで行うホワイトニングも、このセルフホワイトニングに入ります。
サロンと言っても、脱毛サロンとは違い、溶剤の塗布や歯磨きなど全て自分で行います。そのため、サロンのホワイトニングもセルフホワイトニングに分類されます。
自宅で行うホワイトニングも、溶剤などをECサイトなどから取り寄せて、ホワイトニングは自分自身で行うため、セルフホワイトニングとなります。
サロンでのセルフホワイトニングは、医療行為ではないため、事前カウンセリングなどはありますが、自宅で行うセルフホワイトニング同様、効果の有無なども含めて全て自己責任となります。
（2）医療ホワイトニングの違いについて
セルフホワイトニングであるホームホワイトニングは、医療ホワイトニングとは異なります。
医療ホワイトニングは、歯科医院で行われる医療行為です。
事前に医師のカウンセリングや、ホワイトニングの前に虫歯治療の必要があれば、もちろん治療をうけることができます。
また、効果やリスクについても事前に一定の説明があります。
当然ですが、ホームホワイトニングはそのような過程が一切ありません。
また、もう1つ大きく違うポイントとして、ホームホワイトニングでは医療ホワイトニングで用いることのできる過酸化水素および過酸化尿素が使えないということがあげられます。
過酸化水素と過酸化尿素は、主に歯を漂白する効果のある溶剤ですが、作用が強いため医療行為でしか利用が許可されていません。
ホームホワイトニングはそういったことから、歯の表面のエナメル質に付着した着色汚れ（ステイン）を落とすことを目的としています。
自宅で自分の好きなタイミングでできるというメリットの一方で、自己責任であることと、あくまで歯表面の着色汚れに作用するという点を前もって理解しておく必要があります。
ホームホワイトニングの種類と費用について
具体的にホームホワイトニングにはどんな種類があるのでしょうか？
ニーズの高まりから、すでにさまざまな種類が登場しています。
主にどういったものがあるのかと、その費用について解説します。
（1）LEDライト
ホワイトニング効果のあるジェルを予め歯に塗布してから、LEDライトを照射させるものです。
LEDライトは、歯の形になっているので、加えた状態で照射させます。照射時間は商品によってまちまちですが、大体10分から20分程度です。
LEDライト本体については、サロンと同程度波長域がでる本格派のものもあり、家に居ながらにして、サロンクオリティのホワイトニングを行えることが魅力です。
価格はかなり幅があり、安価なものでは1,000円台から、サロンクオリティのものであれば数万円します。
またジェルが別売りのものもあれば、複数回分セットでついているタイプもあるので、購入時にしっかり確認しておく必要があります。
ジェルは消耗品のため、複数回使用することを考えるならば、別売りの場合はその分のコストもしっかり踏まえて比較した方が良いです。
また、LEDライトの照射は、個人差はあるものの、痛みを伴うケースもあるので、自己責任ではありますが、その点もしっかり心得てから購入することをおすすめします。
ECサイトでは口コミを載せている場合や、問い合わせ先を載せているサイトもあるので、疑問点があれば、事前に確認しておくと良いでしょう。
（2）歯磨き粉
歯磨き粉タイプのホワイトニングは、ホワイトニング効果のある成分が含まれた歯磨き粉で歯を磨くという方法です。
毎日の歯磨きの時間がそのままホワイトニングになるので、時短になりますし、いつも使っている歯磨き粉を、ホワイトニング効果のあるものに変えるだけなので、コストパフォーマンスも良いと言えます。
また、歯磨き粉の特性としては、ホワイトニング以外の効果も期待できるという点です。
口臭や、歯周病や歯肉炎の予防などに効果がある成分が含まれているものが多いため、ホワイトニングをしながら口内のトータルケアができるのです。
また、朝晩の歯磨き習慣のなかで、自然とホワイトニングができるというのもポイントです。
ただ注意しなければならないのは、表面の着色汚れを落としたがために、力を入れて磨いてしまうと、歯の表面を傷つける可能性があるということです。
歯に傷がついてしまうと、逆に着色汚れがその傷に付着しやすくなり、返って逆効果になる恐れがあります。
最近は研磨剤が入っていないタイプもありますが、いずれにしても力を込めて磨くことは、歯茎に対しても悪い影響を与えるので、力加減に気を付ける必要があります。
また、毎日の歯磨きに使用するものなので、それほど強い効果は期待できません。
あくまで毎日根気強く使うことで、効果がでてくるのです。
思ったような効果が出ないからといって力を込めて磨いたり、すぐに辞めてしまっては効果は半減してしまうでしょう。
逆に一回効果を得られれば、毎日の歯磨きで、白さを維持できるという利点もあります。
価格は、数百円のものから3,000円前後のものまでさまざまです。
消耗品であり、毎日使うものなので、そこを念頭に置いて比較してみると良いです。
（3）パック
パックタイプのホワイトニングは、歯の表面にホワイトニング効果のある薬剤のついたパックを貼り付け20～30分程度放置するタイプのホワイトニングです。
パックタイプのホワイトニングは、予め歯を磨いて清潔にした状態で行います。
唾液などが歯の表面に付着しているとシートが上手く貼れなかったり、成分がまだらに付着してしまう恐れがあるので、慣れるまでは多少時間がかかるかもしれません。
パックタイプのホワイトニングの利点は、ながらホワイトニングができることです。
テレビや動画を見ながら、自分の好きなタイミングで行えます。
またシートタイプなので、持ち運びが楽です。
旅行先や出張先などで気軽にホワイトニングができるのはポイントが高いと言えます。
価格は、1,000円未満のものから4,000円前後のものまでさまざまです。
パックタイプのホワイトニングも、継続して使用することが必要になります。
1度だけでは効果が現れにくいことを考えると、複数枚の購入が必要になります。
しかしいきなり大量に購入するのがためらわれる方は、数枚入っている少量のものを購入してみて、合えば次回に大容量タイプを購入すると良いです。
大容量タイプは当然のことながら、値段も高くなります。
そのため、1枚いくらになるのかで比較するとわかりやすいです。
ECサイトではそういった価格表示がされているので、1枚当たりの値段を比較することをおすすめします。
（4）マウスウォッシュ
マウスウォッシュタイプのホワイトニングは、歯磨きの前に口に含んでうがいをし、その後いつものように歯を磨くというものです。
最近では、1回分が小分けのパウチになっているタイプも出ているので、持ち運びに便利です。
口に含んでうがいをするだけなので、これといったテクニックも不要ですし、外出先でも気軽にホワイトニングができるというのもポイントです。
また、歯磨き粉タイプと同じく、口内全体に有効成分が行き渡るため、ホワイトニング以外にも口臭予防や歯肉炎予防の効果も期待できます。
価格は1,000円台から数千円までとさまざまです。
消耗品であることから、今後も継続して使用することを考え、容量と価格を比較検討したほうが良いでしょう。
また、マウスウォッシュ後にする歯磨き粉がセット販売されているタイプもあるので、商品内容についてもしっかり確認することをおすすめします。
低刺激のものや、しっかりメントールの利いたタイプまでさまざまです。
口に含むものですし、長く使うことを考えると、そういった好みの部分もしっかり押さえておく必要があります。
ホームホワイトニングのメリットとデメリット
（1）ホームホワイトニングのメリットについて
ホームホワイトニングのメリットは、自宅でいつでも自分の好きなタイミングで行えるということです。
サロンや医療機関でのホワイトニングとなると、あらかじめ予約をしたうえで、スケジュールを開けておく必要があります。
急な予定変更や、体調不良でキャンセルした場合は、また予定を組みなおさなければなりません。
ホームホワイトニングはそういった面倒が一切無いのが大きなメリットです。
次に上げられるメリットとして、サロンや医療ホワイトニングと比較すると、安価であることです。
大体のものが1,000円～数千円で、しかも複数回使用できるため、サロンや医療ホワイトニングが1回の施術につき3,000円～数千円であることを考えると、かなりコストパフォーマンスは高いといえます。
ホームホワイトニングでも、LEDライトのタイプは数万円のタイプもありますが、継続して使用でき、サロンに通う交通費等の面を考えれば、それを加味すればリーズナブルであると言えます。
（2）ホームホワイトニングのデメリットについて
ホームホワイトニングのデメリットは、1度での効果が期待しにくいことです。
使用している成分が、医療ホワイトニングと違い、そこまで強くないため、効果を得るためには、続けてホワイトニングをする必要があります。
そして、いつでも自分の好きな時にできるというメリットは、裏を返せば自分で継続して行わなければいけないということです。
サロンや医療ホワイトニングのように、予約をする必要が無いので、強制力がありません。
途中で投げ出してしまえば、効果を感じることのないまま、お金を無駄にしてしまうという結果になります。
また、医療ホワイトニングのように、歯本体の漂白をするものではないので、効果が得られたとしても、継続してホワイトニングを行わなければ、ふたたび着色汚れが付着してしまいます。
希望したとおりの白い歯を手に入れることができても、ホワイトニングをストップしてしまえば、元通りになってしまうのです。
そして、ホームホワイトニングは、自己責任で行うものです。
サロンや医療ホワイトニングのようなカウンセリングはありません。
すでに虫歯や歯周病など、着色汚れ以外のトラブルを抱えている場合は素人判断せず、医療機関にかかってからホームホワイトニングをしたほうが良いでしょう。
ホームホワイトニングの効果
（1）効果が現れやすい人
ホームホワイトニングの効果が現れやすい人は、元々の歯の色が白く、その一方で歯表面のエナメル質に着色汚れがついている人です。
また、元々の歯がアイボリーに近い色味であっても、喫煙の習慣や、着色汚れがつきやすい食べ物や飲み物を頻繁に摂取する人は、着色汚れがついているので、ホームホワイトニングによって、それらの汚れが除去されただけでも、効果を感じることができるでしょう。
仕事の都合などで、日中歯磨きができない環境にいる方も、着色汚れが付着し、落ちにくくなっている可能性があります。そういった方も、ホームホワイトニングの効果を実感しやすいといえます。
（2）効果を実感しにくい人
ホームホワイトニングの効果を実感しにくい人は、元々の歯の色がアイボリーに近い方で、かつ着色汚れがそれほど着いていない方です。
また、喫煙の習慣もなく、着色汚れのつきやすい食べ物飲み物を摂取しても、すぐに歯を磨ける環境にある方も、効果を感じにくいでしょう。
せっかくホワイトニングをしたのに、劇的な変化が現れないとがっかりするかもしれませんが、着色汚れがついていないということなので、前向きにとらえましょう。
また、歯の治療痕や、虫歯加齢による黄ばみなどは、歯の内部の問題なので、表面のエナメル質の着色汚れにアプローチするホームホワイトニングでは対応できません。
自分がどのタイプなのか判断に困った場合は、かかりつけの歯科医院に相談することをおすすめします。
（3）こんな人はホワイトニング前に、医師に相談を
ホームホワイトニングをする前に、すでに歯に痛みがある場合や、歯周病や歯肉炎などの問題を抱えている場合など、着色汚れ以前のトラブルを抱えている場合は、ホワイトニングの前に、歯科医師に相談する必要があると言えます。
あくまでホワイトニングは、歯の表面の着色汚れにアプローチするものですので、根本的な歯のトラブル解決にはなりません。
ホワイトニングをすることで一時的な白さは手に入れることができたとしても、治療を後回しにしてしまっては、手遅れになる可能性もあります。
思い当たる節がある方は、まず歯科医院にかかることをおすすめします。
まとめ
ここまでホームホワイトニングについて説明してきましたが、いかがでしたでしょうか？
ホームホワイトニングに対する疑問は解消されたでしょうか？
ホームホワイトニングと一口にいっても、現在はさまざまなやり方があります。
そしてECサイト上では、どんどん新しい商品がリリースされています。
それだけホームホワイトニングを始め、ホワイトニングに対する日本人の意識が高まりつつあるということです。
一方でホームホワイトニングは、効果を得られたとしても、継続使用しなければ、再び着色汚れがついてしまいます。
残念ながら生活をするうえで、歯の着色汚れは避けて通れないものです。
そういった意味でも、普段の生活に取り入れやすいホームホワイトニングは、継続しやすいことが最大のポイントと言えます。
一度得られた効果を維持しやすくなるのです。
数あるホームホワイトニングの中から、自分の歯に合い、そして自分のライフスタイルに合うものを見つけ出してください。
効果的なホームホワイトニングをし、素敵に輝く白い歯を手に入れましょう。
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