虫歯があってもホワイトニングはできる？注意点についても解説

「虫歯があるけど、歯を白くしたい」
「虫歯の治療中だけど、一緒にホワイトニングも行いたい」

このように虫歯があるけど、ホワイトニングを検討されている方も多いはずです。

本記事では、ホワイトニングの特徴や虫歯がある時のホワイトニングの注意点について解説していきます。

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ホワイトニングについて

それではまず、そもそもホワイトニングとは何なのか簡単に解説していきます。

歯科において、歯の着色汚れを落としたり、歯の内部を漂白したりする治療のことを「ホワイトニング」と呼ばれています。

このホワイトニングにおいて歯を白くする方法は、大きく２つに分けられます。

まず1つ目は、自宅でも行うことができる「ホームホワイトニング」という方法です。

ホワイトニング成分の含まれる歯磨き粉などを使用して、歯の表面の着色汚れを落とすことで白く見せます。

2つ目は、歯科医院で行う必要がある「オフィスホワイトニング」です。

歯の内部にある象牙質という部分を薬剤で漂白する方法であり、合わせて歯の表面の着色汚れも落としてくれます。

この方法では歯の内部を漂白することにより、自分の本来の色以上に白くすることができます。

上記２つの方法を比較すると、オフィスホワイトニングの方がホワイトニング効果は高いものの、その分費用もかかってしまいます。

それでは、虫歯がある状態でホワイトニングをすることは可能なのでしょうか。

今回は薬剤を使用するオフィスホワイトニングと虫歯について、解説していきます。

結果から言いますと、虫歯がある状態でオフィスホワイトニングを受けることは望ましくありません。その理由は主に以下の3点となります。

オフィスホワイトニングでは、過酸化水素や過酸化尿素といった漂白作用のある薬剤を歯に塗ります。

これらの薬剤は刺激があり、歯の表面に穴が空いている虫歯の箇所は、かなりしみてしまう可能性があります。

知覚過敏を起こすリスクにもなってしまうと言われています。

虫歯は見つけた際にすぐ治療すべきものです。

もし、虫歯の治療を後回しにしてホワイトニングを進めていけば、ホワイトニングを行う数ヶ月の間は虫歯を進行させてしまいます。

虫歯治療が早期であれば削る箇所も少なくて済むところを、放置したがために治療が大掛かりになると、せっかくホワイトニングした歯がもったいないですね。

虫歯治療では、削った所に詰めものを入れますが、その詰め物は制作に時間が必要です。
そのため詰めものを作る間の数日～数週間は、一時的に仮の被せものを埋めます。

この仮の被せものは接着性が強くはないため、ホワイトニングの薬剤によって剥がれてしまう可能性があります。
したがって、虫歯の治療中にホワイトニングは行うことができないとされています。

以上、虫歯があるとホワイトニングができない理由を3点紹介しました。
しっかり虫歯治療を終わらせてから、ホワイトニングへ進めたいですね。

なお、ホワイトニングと虫歯について調べていると、ホワイトニング後は虫歯になりにくくなる等の情報があります。

その一つの理由としては、ホワイトニングで行われる歯のクリーニングが関係します。
クリーニングによって歯の歯垢や歯石も除去してもらえ、口内環境が改善し、結果虫歯になりにくくなります。

通院のたびにキレイにしてもらえるため、オフィスホワイトニングを受けている間は虫歯リスクがかなり減ると考えられますね。

また、ホワイトニングによって白い歯を手に入れると、維持しようと歯磨きが丁寧になるとの情報もよく聞きます。
その方の習慣にもよるので個人差がありますが、歯への意識が高くなることは健康につながって良いですね。

この記事では、ホワイトニングと虫歯の概要、および虫歯がある中でホワイトニングが可能であるか記載しました。

以下に本記事の内容をまとめます。

虫歯があるけどホワイトニングもしてみたいという方は、参考にしてみてくださいね。

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